長期投資 value as a long-term investment 2003 6 21

 最近は、短期投資というものが流行っていますが、
長期投資というものも、考える必要があります。
 ここで言う長期投資というものは、25年というスケールです。
100年を4で割った年数です。
2025年以降の投資ということになります。
 こういう長期投資では、人口というものが重要です。
人口が増加すれば、市場も拡大します。
人口が減少すれば、市場も減少します。
 それゆえ、人口が減少している国は、投資対象としては、魅力ありません。
もちろん、人口が大きくても、科学技術と生産技術がなければ、魅力ありません。
 まず、最初に中国が考えられますが、
中国が、政治的に、今後、どうなっていくか読めません。
漢帝国や唐帝国のようになるのか、連邦制の国家になるのか、読めません。
 今の時点では、2025年以降の投資先として、魅力があるのは、
東南アジアです。
 人口がどうなるかは、読めませんが、25年後でも、
東南アジアは、高齢化社会には、まだ、なっていないでしょう。
まだ、若い国だと思います。
 また、生産技術は、今でも、十分な技術があります。
これで、科学技術が発展してくればよいのです。
かつての日本と同じような道をたどる可能性があります。
21世紀の経済大国が、東南アジアから、いくつか出現するでしょう。
 いずれにせよ、長期投資では、人口というものが重要なポイントです。
 さて、世界最大のイスラム教の人口が多い国は、どこでしょうか。
それは、インドネシアです。
 日本が、中東諸国の問題に関与する時に、
インドネシアの協力を得た方が、スムーズに行く可能性があります。
人口は、中国、インド、米国に次いで世界第4位の人口です。
 中東、アフリカへと国際協力を広げて行く時に、
インドネシアの協力を得た方が、スムーズに行くでしょう。
 「平和の定着」外交でしょうか。
そういうわけで、インドネシアは、日本にとって、重要な国でしょう。